嵐が去るまで待って?

希死念慮は「症状」である。 だから、症状(希死念慮)が出た場合の対処としては、薬を飲み、「寝逃げ」をする。

…インターネットで調べた限りでは、そう書かれている。 また、主治医からも「不穏時の頓服薬が処方された」様に、対処法は「薬を飲む事」なのだろう。

だが、漠然とした「死にたい」気持ちではない場合は? もう絶望で疲弊しきり、立ち直れない事からきている「苦痛から解放されたい」の場合は?

解放されたい、が真に求める事なら、 希死念慮が起きたら薬を飲み寝てやり過ごす… それで「やり過ごせるのか?」と思う。

喘息の発作とは違うのだ。 発作や衝動が治るのを待てば、嵐が去るのをじっと待つように耐えきれば、その後には「何も無かったかのような晴れ」がやってくるのか?

「絶え間のない絶望と苦痛から解放されたい」という感情なのだ。

一時の台風を耐え忍ぶような「やり過ごし方」で、本当にやり過ごせるのか?

甚だ疑問である。 同時に、途方もなく不安で恐ろしい。 いつまでも続く恐怖。絶望。苦痛。