2015-01-01から1年間の記事一覧

土砂降り

食事が喉を通らない。 比喩でも誇張でもない。事実と現状である。 あまりにも絶望感と死の希求が酷いので、何の考えも持たずに外へ出てみる。 「死ぬ前に何かおいしいものが食べたい」 「歩いたら希死念慮が和らぐかもしれない」 「家族は助けにならないと割…

対岸の火事

希死念慮が病の一つの症状であるならば、絶望感はそれとは異なるものだ。 漠然とやってきたり、ぼんやりと思うものではない。 絶望というのは、希望(今より僅かでも楽になるかもしれない可能性)がほんの一欠片の見つからない状態を言うのだ。 文字通り「望み…

嵐が去るまで待って?

希死念慮は「症状」である。 だから、症状(希死念慮)が出た場合の対処としては、薬を飲み、「寝逃げ」をする。 …インターネットで調べた限りでは、そう書かれている。 また、主治医からも「不穏時の頓服薬が処方された」様に、対処法は「薬を飲む事」なのだ…

カミングアウトの恐怖

希死念慮がある事を告白するのは、とてつもなく勇気がいる。恐怖がある。 相手が例え専門家だとしてもだ。 精神療養の医療機関への入院時の項目に、「希死念慮はあるか」「自傷歴があるか」「自殺未遂はあるか」などのチェック項目がある。 果たして希死念慮…

自身の希死念慮について(2)

希死念慮は「病の症状」であり、実際に死に結びつくわけではない…と書いたが、同時に「死に絶対に結びつかないわけではない」という事も書いた。 これは私自身の体験による。 希死念慮というよりも、とにかく死への考えで頭がいっぱいになると、もはや「誰か…

自身の希死念慮について(1)

前のエントリーにも少し書いたが、ここ数日でこれまでにないほどの希死念慮に襲われ、起きる事もままならない程度の絶望感で打ちひしがれている。 打ちひしがれている…というと、悲劇のヒロインのように聞こえるかもしれないが、ふとした拍子に、本当の死の…

閑話休題

長々と書いていたエントリーが消えてしまった。 スマートフォンは便利であるが、やはり長文を書くには不便である。 希死念慮がひどい旨を伝えた家族から面会の希望があったが、(特に記載をしていなかったが、私は現在入院中である)気分・体調共に非常に優れ…

希死念慮は「症状だ」と理解する為に

希死念慮という感覚は「何らかの病気の症状である」と書いたが、実際のところ、私自身がまだそう思う事が出来ずにいる。希死念慮、雑にまとめると「死にたい、消えたいという気持ち」は、頭痛や腹痛などとは異なり、「完全な感情的感覚」だからだ。痛覚は「…

うつと希死念慮

「希死念慮」という言葉は、縁の無い人にはおそらく聞き覚えの無い言葉だろうし、 知る人には、ひどく苛まされる「あの感覚」の事だと通じると思う。希死念慮も、人に寄って異なる感覚ではあると思うので、私が感じている「この感覚」は、希死念慮を持つ人全…